開発グループ

開発グループ
副理事長 若村 光司

きれい事だけでは前に進むことはできない。このまちの歴史、伝統、文化、地形はどの地域より恵まれている。公益のまちと言われているがはたしてその精神は受け継がれているのであろうか、そしてさらなる発展はあるのか。私は富山県生まれの両親で酒田に生まれ、このまちで多くの出会いと機会を頂き前に進むことができました。今私を動かすこの原動力は学生時代まで空手道を学んできたことが影響しています。「はい」としか答えることのできない理不尽な世界で住すごし、礼節を学び、それはビジネスにも良い影響を出すことができました。難題を言われても「はい」と言ってから考える。すなわち「できる」か「できない」の判断ではなく、「やる」か「やらない」かの判断であり、すべてをやるという方向に進めるので、できないという思考より成功する確率は断然あがるのです。そして、地球規模で物事を考えるという指導のおかげで海外で展開する機会を頂き、幅広い視野と価値観を身につけることができました。しかし、人間はきれい事だけでは本当のパワーを発揮することができない。周りにどう思われようがネガティブな感情の方が大きなパワーを出すことができるが、周りからの評価を気にするばかりで素直に行動できる原動力の理由をつぶしてしまう。自分に嘘をついていれば本当の力は出ない。青年という時代は成長する機会と新しいチャンスが多くあるがそのスピードは速く時間を取り戻すことはできない貴重な時である。青年会議所は人づくりを通してまちづくりをする団体であり、機会の提供と個人の成長をさせる組織である。我々はまちの未来を実現するために、さらなる成長を求め新たな能力開発を行わなければなりません。

まずは、全ての市民が一つになる瞬間を創出するために、歴史・伝統・文化・心を引き継ぎ、公益の精神を市民に醸成します。そして、市民の心をひとつにする瞬間を創出するために、まちをマネジメントし、市民全員とコレボレートする機会を創出します。
さらに、関わる方々の人生の質の向上に寄与できる意識と精神を醸成するために、人間力を高め市民と共に歩めるリーダーシップ能力開発を行い、まちに貢献できる人材を育成します。

多くの市民と共に関わり学びを通じて、人とまちに貢献できる新たなリーダーが誕生することで市民全員の心が1つになる瞬間が創出され、まちにさらなる活気を取り戻し、悲しみを減らし喜びを増やします。

 

 

開発グループ
担当常任理事 阿蘇 伸也

現在の社会は情報化発展により、利便性が豊富な一方、多くの情報を浅く広く知ることができ簡単に事物を捉える傾向があります。私はものづくりに関心があり当会議所に入会しました。活動の過程のなかで、事物を皆で考案し創り上げ表現する姿勢に嘘は無く、ものづくりがひとづくり・まちづくりに深く関連することを知ることができました。単に浅く広い適当な知識や常識では地域社会や内部に評価する事物は生まれず何の役にも立ちません。様々な価値観があるなかで評価を得るためには実践しかなく、大切なことはひとであり、揺るがない目的が重要です。青年世代で構成される当会議所がより地域社会に好環境を育んでいくためには今後より互いに個性を尊重しながら目的意識を共有し、自らさらなる成長を求め、能力開発を行わなければなりません。

まずは、酒田まつりにメンバーが意欲的に参画するために、関連したまつり事業を検証し、地域に好循環をもたらす運動展開を図りながら今年度の酒田まつりに対するビジョンを模索します。さらに、当会議所が斬新的なアイデアで築き上げたビジョンを市民に的確に伝えることで、魅力ある酒田まつりが地域力再生にもたらす可能性を無限大に広げます。また、立て山鉾が魅力を発揮し続け持続発展していくために、構造上を見直し、次世代が継続して地域発展に寄与できる環境を整えます。さらに、立て山鉾を通じて地域に根差した活動を市民と協働展開し、新たな可能性を創出することで、すべての個性が活躍する地域社会を描きます。また、多面的ネットワークを活かしながら青年経済人として社会参画している我々が、集団指導力を発揮しまちに貢献できるために、過去の事業を通じリーダーとしての質を学びます。そして、地域社会を先導するために、集団として異なる個性を柔軟に受け入れ、互いの強みを活かした思考で、リーダーシップとフォロアーシップを兼ね揃えた人財を育成し、個の力を組織力向上へ繋げます。さらに、メンバーに青年会議所の存在意義を再認識してもらうために、当会議所の戦略的な運動・活動展開を公益的な観点で創造し、仲間と相乗効果を育みながら共に成長につながる運動体を形成します。

協働意識が高まり、個性を尊重し組織的に地域社会づくりに貢献できる我々が、愛郷心と誇りをもちながら常に魅力溢れる地域を牽引できるリーダーとなり、まちに活気を取り戻し、悲しみを減らし喜びを増やします。