魅力発信グループ

魅力発信グループ
副理事長 齊藤 剛士

幼少の頃、戦中戦後の流行歌や分厚い昭和年鑑から当時の文化に興味を持ち、今では物事を本質的に捉える力になっています。この時代に見た情景や五感で感じたものは原体験であり、生まれ育ったまちで生きていくという郷土愛につながる経験です。そして、青年期に入り多くの同期会員とともに酒田JCへ入会し、絶えず続く機会提供の中、LOMを越えて県内や東北各地の同志と切磋琢磨しながら友情を築き、有事の際に機能する圧倒的な行動力を何度も目の当たりにしました。JCの活動・運動とは「明るく豊かな社会の実現」のためにあり、JCの最大の強みである強固なネットワークが生みだすスケールメリットを活かして時代とともに変質していき、自分たちが最後の砦という覚悟を持って青年世代へ意識変革の機会を提供し続け、まちに活力を注ぐ人財を発掘し、市民へ共感の輪を広げてこのまちを持続可能な社会にしていく必要があります。

まずは、JCが明るく豊かな社会を創造していくために、時代に即した団体として魅力あふれる拡大運動と広報活動を遂行し、情報の源泉を捉える見識と決断力・行動力を身につける胆識を養います。そして、故郷を持続可能な社会にしていくために、会員の個性や特性が活きる拡大運動として仕組化し、固定観念に捉われずにあらゆる青年世代に自己研鑽の機会を提供します。さらに、時代とともに進化して地域に絶対的な信頼を得る唯一の青年団体にしていくために、50年培ってきた酒田JCの経験値と今を生きるミレニアル世代のビジョンとの調和を見出し、多様性を受け入れ互いを尊重し合って相乗効果が生まれる組織を作ります。また、地域に持続的な発展を促す機会を提供し続ける団体となるために、変わらないために変わるという保守的思考を本質と捉えた広報活動を実行し、市民のニーズが反映された各会議体・委員会事業を効果的に市民へと発信します。そして、地域の唯一のプロボノ集団として絶対的価値のあるJCブランドを確立するために、JCの強みである利他の精神とスケールメリットを活かし、他団体・他地域と協働して安心なまちづくりを創造できる防災運動を展開します。

JCが地域に必要とされる「唯一無二の団体」となり、市民のニーズを喚起しトレンドが把握された事業によって「概念上の価値」が創造され続け、社会に変革をもたらす団体としてこのまちの発展に寄与していき、悲しみを減らし喜びを増やします。

 

魅力発信グループ
担当常任理事 田中 新

我々を取り巻く環境は刻々と変化し、その中で生きる私たちもまた変わり続けなければなりません。何かを変えようとする時、人は苦痛を感じます。私が20代前半で仕事が長続きせず転職を繰り返していた時、「0.5でも0.01でも0じゃない」と職場の先輩が言ってくれました。心が少し軽くなり何でも経験することに意味があるのだと気付かされました。それ以来、苦手だった対人関係も人前に出ることもとにかくやってみようと思えるようになり、前に出れば出るほど得るものは大きくなりました。人は簡単に変われないものですが、タイミングと言葉により心を動かし変えることができます。人口減少が深刻さを増す今こそ、一人ひとりが変わる時でありJCもコミュニケーションツールやジェネレーションギャップなどものともしない団体へと変革する時です。

まずは、志ある青年や企業から青年会議所に魅力を感じ共感していただくために、相手のニーズに合わせた周波数・ツールで発信し、ダイレクトに対象者に届けます。そして、潜在しているこのまちの未来を担える青年や企業を発掘するために、異業種交流・情報交換を開催し、JCに入会することで自己成長、自己実現して会社や家庭にメリットを生み出せることを伝えます。さらに、高齢化などの問題を抱える地域を我々が中心となって支えるために、双方向の災害対策組織図を作成し、支援をすることもされることも迅速に対応できる体制を整えます。また、ミレニアル世代や地元企業に唯一無二の団体と憧れられ目標とされるために、多くの団体を巻き込み地元住民が求める事業を開催し、存在感を示すとともに外部団体とのパイプを太くします。そして、会員の自己成長によって企業やまちの発展に寄与する団体へと変革するために、新入会員育成に全会員で関る仕組みを構築し、共に学べる例会・セミナーを実施します。さらに、JCのブランドイメージを確立するために、多くの市民が不安に思う防災・減災に対する事業を継続的に実施し、楽しく学ぶことでまた来たいというユーザーエクスぺリメントもたらし、JCの価値を周知します。

JCのブランドが確立され、青年・企業に魅力が効果的に伝わったことで入会者が増え、共に成長しあえる環境が構築されて圧倒的な行動力を有する団体へと昇華し、青年会議所メンバーが地域の中心となって先陣を切って住民に安心と安全をもたらし、悲しみを減らし喜びを増やします。