公益社団法人酒田青年会議所

2016年度スローガン 共にある~自由で創造的な未来のために~
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事業報告

11月例会「未来へ繋ぐ次世代のチカラ」

11月例会は、新入会員が担当委員会協力のもとで、創り上げる初めての例会です。

背景

我々が住み暮らす地域は当会議所等含めさまざまな団体が地域活性化に励み、留めることのできない人口減少問題やまちの課題に対し向き合っています。しかし、高校卒業後庄内地域に残る若者は県内の他地域と比べても低い割合となり消滅都市にも挙げられています。今一度、若者の多様性な価値観を真摯に受けとめ、魅力溢れるまちへ変革し、次世代を担う若者と協働した事業展開を描く意識醸成を図る必要であります。

目的

次世代を担う若者の地域に対しての考えを知るとともに、次世代の担い手と協働した社会参画への意識醸成を目的とします。

事業概要

【11月例会テーマ】 ~未来へ繋ぐ次世代のチカラ~
地域の統計では高校卒業後の地元離れが多くの割合を占めている事を数値化していますが、若者が地元を離れる事は決して悪いことではないと考えました。しかしながら、若者が地域をどう思っているか、次世代を担う若者の、地域に対しての考えを知る必要があります。

趣旨説明

青年会議所会員は地域のリーダーとして次世代を担う若者を牽引していかなければなりません。しかし、不確実性が増す現代では、現状と課題を把握し、まちづくりを自分たちが考えていく必要があります。

【第1部】現状と課題~青少年人口の減少と若者の流出。若者よ!今 君達はどう思ってる?~
我々が、活動エリアとする、酒田・遊佐町の課題の中でも「若者」というキーワードに着目し、新入会員が活動エリアの問題や課題を調べ対象者にアンケートやインタビューを行い、調査結果を発表します。自分たちが胸を張れるようなまちづくりはどのようなものか。今後の我々の住暮らす地域を牽引しなければならない高校生の誠実な意見を調査・発表します。また、高校生を対象にインタビューを実施し、メンバーに実際に声を聴いていただき、自ら住暮らす地域や社会に対しての意見や希望を知り発想を学びます。

【第2部】問題・課題に取り組む人たちの調査~まちづくりの現場の声~
酒田市や遊佐町・庄内総合支庁へ事前に実施したインタビュー映像を例会内で発表します。地域の問題や課題に取り組みを現役メンバーにも再認識していただきます。また、例会内で現役メンバーに突撃インタビューを実施し、地域の現状を学ぶ現役メンバーが、はたして地域のリーダーとして社会の模範になる意識をもっているのか。青年経済人としての立ち位置から若者から頼られる意識をもっているのか。インタビューから、メンバーの考えを調査します。目標を持って目的を明確にしていきながら、40歳という限られた時間のなかで精一杯まちのこと、会社のこと、家庭のために生きようとすることで人に魅力が生まれ、自己成長に繋がることに意識をもって活動しているのか。地域に誇る青年会議所としての意義を明確にするために再確認を図ります。

【第3部】新入会員発表~未来へ繋ぐ次世代のチカラ~
調査結果を踏まえ、これから自分達がやっていきたい事業や委員会の発表を行い新入会員が考えるまちづくりを発表します。 1部のまちの現状と若者の声、2部の課題に取り組むまちの声を基に、まちづくりを基盤とした人と人との繋がりを「新入会員が考えるまちづくり発表」という形で提言します。そして地域からも必要とされる具現化した地域に繋がる事業展開を考えることで地域に根差したまちの活性化の重要性をメンバーに伝え、地域の取組と若者の現状を再認識する事で次世代の担い手と協働した社会参画への意識醸成を図ります。

事業目的に達した点:
1.高校卒業後の地元離れが多くの割合を占めている事を、統計として数値化されていますが、若者が地元を離れる事は決して悪いことではないと考えます。地元の若者がどのようなニーズを求め地域をどのように考えているのかアンケートから検証できました。また、アンケートを発表したことで青年経済人である現役メンバーに若者の必要性を感じていただき、互いのまちづくりの意識共有につなぐことができました。
2.アンケート結果から、まちづくりは若者と共にすべきかの問いに対して多数の共感者を得ることができました。そこで、地域の為には必要であり、常々必要とされることは新しいアイデアや柔軟な考えが必要であります。社会参画には、若者と夢や希望をもてる考えの統一が必要であることを検証できました。